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大阪の人々に愛される秘密を探れ!
もしくは、キダ・タローさんとの邂逅(前編)

 
  • 2014.08.05

第4話 大阪の人々に愛される秘密を探れ!もしくは、キダ・タローさんとの邂逅~(前編)

キダ・タローさんが目の前に! なぜ!?

な、なんということだ・・・。

俺の目の前にいるのは、あのキダ・タローさん。

そっくりさん?

いや、ほんまもんのキダ・タローさんじゃないか!!!!

どうしてこうなったのか・・・。

それは先週の話にさかのぼる。

大阪の人々が愛してやまない有名人は?

俺の名は成田竜。ドラゴンと呼ばれた男。
「モンテール 大阪発スイーツ開発部」のリーダーだ。

われわれは『大阪で愛されるスイーツを開発する』という重要な任務を背負っている。
そのために、あらゆる面から「大阪の文化」をリサーチ中だ。

あるときは「筋の名前」だったり(第1話参照)、

またあるときは「おうどん」だったり(第2話参照)。

そして、次は「人」にフィーチャーしようと、このウェブサイトを通じて「大阪の人々が愛してやまない有名人」を教えてもらうアンケートを実施した。

アンケートでは、500を超える回答をいただいた。
(感謝です! m(__)m )

回答が多かったのは、関西出身のお笑い芸人の方々。
さすが「お笑いの本場」といわれる大阪だ。

などと、ワイワイ言いながらアンケートの結果を眺めていたら、ある名前がわれわれの目を引いた。

それは、作曲家の名前だった。

気になる。

「お笑い芸人」ならば、大阪の人々に愛されるのは「おもろいから」という理由で分かりやすいんだが・・・。

その「作曲家」は、番組テーマ曲やCM曲をはじめ、社歌や校歌まで作るという。
芸人でもタレントでもない「作曲家」が、なぜ「大阪の人々が愛してやまない有名人」なの?

気になる・・・・。

その人の名は、

キダ・タロー!

この人には、何か秘密があるはずだ!

キダ・タロー氏の研究開始

田中 「キダ・タローといえば『浪花のモーツァルト』と呼ばれる人だ。膨大な数のCM曲を作曲しているし、一時期なんか関西のテレビやラジオのテーマ曲が、ほとんど彼が作曲した作品になってしまったというほどの、伝説の作曲家だね」

研究用として購入したキダ・タローさんのCDを聴きながら、チームの知恵袋、田中先輩がそういうと、京都出身の吉野が続く。

吉野 「えっ! この曲もキダ作品!? 私、子供のころから知らず知らずのうちに、キダさんの作品を聞いて育ったんね」

「でも、関西弁の歌やギャグっぽい歌は、そう多くはなさそうだね。曲を聴いてみると、しみじみした曲すらある。お笑いとは一線を画す作曲家と、社風がマジメなモンテールと、どこか通じるところがあるな」

田中 「鈴木課長。私もそれを考えていたんです。キダ・タローさんが大阪の人たちに好かれる理由がわかれば、われわれの活動のヒントになるかもしれません

CDを手にした井根が、

井根 「このモーツァルトさん、かわいい。会ってみるしかないんじゃないですか?」

な・・・なんてこと言うんだ!

キダ・タローといえば、大物だぞっ!
そんなに簡単に会えるわけないよ。 (*・ε・*)

井根 「じゃ、事務所の人に話を聞いてみるとか・・・」

・・・まあ、事務所の人なら答えてくれるかも・・・。
こうしてリーダーの俺がキダ・タローさんの事務所に電話してみることになった。

・・・あの・・・「モンテール 大阪発スイーツ開発部」リーダーの成田竜といいます。

・・・(中略)・・・

というわけでキダ・タローさんが大阪の人たちに愛されるワケを知りたいんですが・・・・。

「ほお、そんなアンケートをやったんですか・・・」

と、ここでみなさまにお知らせ。
この回、非常に長くなっちゃったので、2回に分けておとどけしたいと思います。

はたして、事務所の方の答えは!?大阪発スイーツ開発部は無事キダ・タローさんにお会いできるのか!? 気になる続きは・・・

後編を待て!!!!