な、なんということだ・・・。
俺の目の前にいるのは、あのキダ・タローさん。
そっくりさん?
いや、ほんまもんのキダ・タローさんじゃないか!!!!
どうしてこうなったのか・・・。
それは先週の話にさかのぼる。
俺の名は成田竜。ドラゴンと呼ばれた男。
「モンテール 大阪発スイーツ開発部」のリーダーだ。
われわれは『大阪で愛されるスイーツを開発する』という重要な任務を背負っている。
そのために、あらゆる面から「大阪の文化」をリサーチ中だ。
あるときは「筋の名前」だったり(第1話参照)、
またあるときは「おうどん」だったり(第2話参照)。
そして、次は「人」にフィーチャーしようと、このウェブサイトを通じて「大阪の人々が愛してやまない有名人」を教えてもらうアンケートを実施した。
アンケートでは、500を超える回答をいただいた。
(感謝です! m(__)m )
回答が多かったのは、関西出身のお笑い芸人の方々。
さすが「お笑いの本場」といわれる大阪だ。
などと、ワイワイ言いながらアンケートの結果を眺めていたら、ある名前がわれわれの目を引いた。
それは、作曲家の名前だった。
気になる。
「お笑い芸人」ならば、大阪の人々に愛されるのは「おもろいから」という理由で分かりやすいんだが・・・。
その「作曲家」は、番組テーマ曲やCM曲をはじめ、社歌や校歌まで作るという。
芸人でもタレントでもない「作曲家」が、なぜ「大阪の人々が愛してやまない有名人」なの?
気になる・・・・。
その人の名は、
キダ・タロー!
この人には、何か秘密があるはずだ!
田中 「キダ・タローといえば『浪花のモーツァルト』と呼ばれる人だ。膨大な数のCM曲を作曲しているし、一時期なんか関西のテレビやラジオのテーマ曲が、ほとんど彼が作曲した作品になってしまったというほどの、伝説の作曲家だね」
研究用として購入したキダ・タローさんのCDを聴きながら、チームの知恵袋、田中先輩がそういうと、京都出身の吉野が続く。
吉野 「えっ! この曲もキダ作品!? 私、子供のころから知らず知らずのうちに、キダさんの作品を聞いて育ったんね」
「でも、関西弁の歌やギャグっぽい歌は、そう多くはなさそうだね。曲を聴いてみると、しみじみした曲すらある。お笑いとは一線を画す作曲家と、社風がマジメなモンテールと、どこか通じるところがあるな」
田中 「鈴木課長。私もそれを考えていたんです。キダ・タローさんが大阪の人たちに好かれる理由がわかれば、われわれの活動のヒントになるかもしれません」
CDを手にした井根が、
井根 「このモーツァルトさん、かわいい。会ってみるしかないんじゃないですか?」
な・・・なんてこと言うんだ!
キダ・タローといえば、大物だぞっ!
そんなに簡単に会えるわけないよ。 (*・ε・*)
井根 「じゃ、事務所の人に話を聞いてみるとか・・・」
・・・まあ、事務所の人なら答えてくれるかも・・・。
こうしてリーダーの俺がキダ・タローさんの事務所に電話してみることになった。
・・・あの・・・「モンテール 大阪発スイーツ開発部」リーダーの成田竜といいます。
・・・(中略)・・・
というわけでキダ・タローさんが大阪の人たちに愛されるワケを知りたいんですが・・・・。
「ほお、そんなアンケートをやったんですか・・・」
と、ここでみなさまにお知らせ。
この回、非常に長くなっちゃったので、2回に分けておとどけしたいと思います。
はたして、事務所の方の答えは!?大阪発スイーツ開発部は無事キダ・タローさんにお会いできるのか!? 気になる続きは・・・
後編を待て!!!!